第13話 天空の死闘!ギルバード撃破作戦

〜 帰ってきたウルトラマンレオ 〜

 音速を超える影が、夜空を切り裂く。
 巨大鳥型円盤獣ギルバード、その突撃と羽根ビームは地上に甚大な被害を与えていた。

「これ以上、好き勝手はさせない!」

 レオは猛然と空へ駆け上がる。
 その身に宿る、赤き獅子の誇りと覚悟。



 空中での死闘が始まった。
 ギルバードは鋭い翼を広げ、超音速で襲いかかる。
 さらにビームを放ち、レオの動きを封じる構えだ。

 だが、レオは冷静だった。
 兄・アストラとの訓練の日々、セブンやゾフィーとの絆を胸に、鋭く反撃する。

「レオナックル!」

 拳が唸り、ギルバードの翼を破壊。
 隙をついて、レオキックが炸裂する。



 その頃、地上ではセブン、ゾフィー、ジャック、エースが他の円盤獣を迎撃中。
 だが、ダルゴス将軍の計画はそれだけではなかった。

「全ては序章に過ぎん……エネルギー遮断フィールドを展開せよ」

 ダルゴスは、地球全域の防衛エネルギーを無力化する装置の準備を進めていたのだ。
 レオたちは、その危機にまだ気づいていない。



 レオは渾身の力でギルバードに突撃する。
 赤き閃光が夜空を駆け、最後の一撃が放たれる。

「これで終わりだ……!」

 獅子の咆哮と共に、ギルバードは爆発四散。
 だが、真の脅威は、これから訪れるのだった。