音速を超える影が、夜空を切り裂く。
巨大鳥型円盤獣ギルバード、その突撃と羽根ビームは地上に甚大な被害を与えていた。
「これ以上、好き勝手はさせない!」
レオは猛然と空へ駆け上がる。
その身に宿る、赤き獅子の誇りと覚悟。
◆
空中での死闘が始まった。
ギルバードは鋭い翼を広げ、超音速で襲いかかる。
さらにビームを放ち、レオの動きを封じる構えだ。
だが、レオは冷静だった。
兄・アストラとの訓練の日々、セブンやゾフィーとの絆を胸に、鋭く反撃する。
「レオナックル!」
拳が唸り、ギルバードの翼を破壊。
隙をついて、レオキックが炸裂する。
◆
その頃、地上ではセブン、ゾフィー、ジャック、エースが他の円盤獣を迎撃中。
だが、ダルゴス将軍の計画はそれだけではなかった。
「全ては序章に過ぎん……エネルギー遮断フィールドを展開せよ」
ダルゴスは、地球全域の防衛エネルギーを無力化する装置の準備を進めていたのだ。
レオたちは、その危機にまだ気づいていない。
◆
レオは渾身の力でギルバードに突撃する。
赤き閃光が夜空を駆け、最後の一撃が放たれる。
「これで終わりだ……!」
獅子の咆哮と共に、ギルバードは爆発四散。
だが、真の脅威は、これから訪れるのだった。