第7話 反撃開始!赤と銀の誓い

〜 帰ってきたウルトラマンレオ 〜

 夜空に響く赤と銀の咆哮。
 ウルトラセブンとウルトラマンレオ、光の兄弟がついに肩を並べた。

「レオ、恐れるな。力を信じろ」

 師の言葉を胸に刻み、レオは再びギガファングへと突撃する。

 巨大な牙がレオを狙うが、その背後からセブンのワイドショットが炸裂。
 その隙を突き、レオの獅子の拳がギガファングの胸部を撃ち抜いた。

「やった……!」

 ギガファング、轟音とともに爆散。
 街に、つかの間の静寂が訪れた。



 だが、ダルゴス将軍の姿は、もうそこにはなかった。
 上空の母艦から冷たい声だけが響く。

「ふふ、面白い。光の兄弟、せいぜいあがけ……」

 そして艦隊は一時撤退。
 地球は束の間の平和を取り戻すが、完全な終息ではない。



 その夜、廃墟の街に佇むレオとセブン。
 鳳 聖華の姿に戻ったレオは、静かに語りかける。

「ダン……いや、師匠。俺は、本当に地球を護れるのか……?」

 セブン——ダンは、優しくも厳しい目でレオを見る。

「護るかどうかじゃない。護ると、決めるんだ」

 その言葉が、聖華の胸に深く響く。

「決めたよ。俺は、この星を、仲間たちを……命に代えても護る」

 赤き獅子の誓いが、静かに夜空に刻まれた。